会社説明会の開催にあたっての人選

全国各地で新卒向けに合同説明会が開催されてます。

合同会社説明会などに参加すると、ブースに人事担当者が座っているが話を聞きにくる人がいないためかたまにふんぞり返って暇そうにしている担当者を見る。
※当然、全員が全員ではなく、むしろ熱心な担当者の方が多い。

大体、暇そうにしてる人は40~50代の人事部長クラスかな?と思われる人だ。そして、終了時間になるとさっさと帰る。

いつも思うが、
彼らは何をしにきているのだろうか?

合同説明会にブースを出す場合は、主催者の集客力により様々だが大体参加するために10万円~70万円ほどかかる。
※大学や生協主催は無料が多い

そして資料準備や1日の拘束時間を考えると費用は更にかかったことになる。
そして成果は何もなし。

むしろ学生から見た彼ら態度は「危なそう、この会社」と思われてむしろマイナス。
そうなると参加せずにパンフレットをDMなどで送るだけの方が良い。

会社として成り立っているのであれば、必ず売りにするものがあるし、そこで働いているという事は会社に何かしらの魅力があるはず。
説明会とはそれを求職者に伝えるための場」であるが、「会社の事を聞きにくる場」と勘違いしやすい。

例え「聞きにくる場」と勘違いをしていたとしても、
では「聞きやすい場作り」をするのが、その人の仕事

偉そうな態度で、暇そうにふんぞり返って座ってる人を見て
「すみません、ちょっと説明を聞いてもいいですか?」
と言う求職者の気持ちを考えるとおのずと自分が何をすべきかが見えてくる。

あとはその通り、行動するだけで良いのに。

そして、もし求職者の視点に立てないとか、会社があまり好きではないなら、説明会など応募者と話す現場から引退した方が良い。
応募者にとっても会社にとってもその方がお互いのため。

では、どういった人を説明会に人選すれば良いのか?

私の経験から人選基準は以下

  1. 最低2名体制にすること(男女or女女)
  2. 20代の若手を1名は入れること
  3. 1名は面接官の経験があること
  4. 理系採用なら若手技術者も連れてくること
  5. ルックスの良い人を選ぶこと
  6. 会社が好きな人を選ぶこと
  7. ユーモアのある人を選ぶこと

また注意点として

  1. 採用は営業であると認識させる
  2. 持ち運べるものなら商品を持ってくる
  3. マニュアル通りに説明せず人で選ぶ
の合計10項目があげられます。

私はこれを 「説明会担当の10か条」 と呼んでいます。

説明会は人選の段階で勝負は決まってます。
「企業の採用力」とはこういった一つ一つの積み重ねです。

今一度、上記をもとに自社の説明会担当者を見てください。
何項目クリアしていますか?

2009年11月記述
※現在と状況が変わっている可能性があります

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